今週末9月25日(日)は、待ちに待ったルクレMYFCのリーグ戦です。
前節のリーグ戦までは7月9日まで遡りますので、今節のリーグ戦は、2ヶ月と16日ぶりとなります。
今節の対戦相手は、島田プリンセスです。
島田プリンセスは、ルクレMYFCより2試合多い全4試合をすでにこなしており、1分3敗の成績を残しております。
対する我らがルクレMYFCは無傷の2戦2勝です。
この良い流れを維持したいですね。
さて、今日のダイアリーはおなじみのルクレMYFCインタビューシリーズです。第14回は、小田巻 遥選手のインタビューです!
インタビューワーは、私、経営企画部の小林寛生が務めさせていただきます!
Q. 遥選手こんにちは、まずはルクレMYFCに至るまでの遥選手の半生を簡単に紹介してください!
A. はい、私は静岡市駿河区出身です。静岡市立東豊田小学校に通い、その後は受験して常葉学園橘中学校へ進学しました。
高校はそのまま常葉学園橘高等学校に進学し、卒業後は群馬県にある関東学園大学へ進学しました。
関東学園大学では経済学部経営学科でスポーツマネジメントコースを専門としていました。
保健体育の教員免許も取得し、当初は先生になるつもりでしたが、教育実習と並行して行っていた就活で藤枝MYFCのグループ会社であるスクールパートナーとの面接が決まり、そこで「今年から女子チームをつくるから、うちで仕事しながらプレーしないか?」と声をかけていただきました。
当時は大学卒業と同時にサッカーとは距離を置くつもりでした。
というのも、負けず嫌いの性格なので、遊び感覚でサッカーをすることを自分はできないだろうと思っていたので、そうであるなら卒業後は仕事に集中しようと考えていました。
しかし、MYFCでは仕事にもサッカーにも集中できる環境があると感じ、スクールパートナーに就職することを決めました。
そして2年前からルクレMYFCの第1期生としてプレーしながらの社会人生活を始めました。
昨年からは職場も藤枝MYFCに転籍し、今は女子U-15チームの監督としての指導や藤枝MYFCのホームゲームの運営、そしてその他の事務作業を主な仕事としています。
Q. なるほど、現在も遥選手はMYFCのプレーヤー兼社員として活動されているんですね。遥選手は何歳のときにサッカーを始めましたか?
小学校3年生のときに、男友達に誘われたのがきっかけで少年団に入団しました。
もともと兄のサッカーの試合についていったりと、サッカーは身近なものでしたので、自然とサッカーが生活の一部となりました。
小学校6年生のときまでは男子と混じってプレーしていたのですが、6年生からは女子のチームにも所属し男子チームとかけもちしてプレーしていました。
Q. その後進学された常葉学園橘中学では、女子サッカー部の1期生だったんですよね?
A. はい、私の世代が1年生として入学した年に女子サッカー部ができました。
もともと、受験せずに公立中学校にあがるつもりだったのですが、常葉学園橘中学が女子サッカー部を設立するから来ないか。という話を当時の橘の総監督からいただき、10月あたりに常葉学園橘を受験することを決心しました。
第1期世代は自分を含めて6人しかいなかったので、1年目は試合を組めず、練習も男子に混ぜてもらっての練習でした。
ただ、フットサルの大会に出たり、あと個人的には県トレセンやナショナルトレセンに選ばれていたので、そちらで試合に出たりすることはできていました。
2年目からは公式戦に参加できるようになり、そこから高校3年生まで5年連続、私の代は全国大会に出場することができました。
特に高2の年は全国ベスト8まで進むことができました。
ちなみに、堀内沙也香、原田実歩、成島梓は常葉学園橘の後輩になります。
Q. ここまでサッカー尽くしの半生を送ってこられたのですね! 遥選手は現在はプレーヤー以外の立場からもサッカーに関わっていますが、何か新しい気づきはありましたか?
A. まず、MYFCに就職し、サッカーの運営サイドのことを知ることができたのは純粋に自分にとってとてもよかったと思います。
高校まではただプレーヤーとしてしかサッカーと関わってきませんでしたが、大学に入ってからは部員数も多く試合に出られなくなる時期もあり、そのときに初めて試合を成り立たせる運営サイドに少し立ちました。
さらに今は仕事として運営に関わることができていて、選手としてだけではなく、人としても自分の幅が広がったと感じています。
Q.遥選手は運営だけではなく、監督としてもサッカーに関わられておりますね? 監督になってからは、またサッカーに関する価値観に変化はありましたか?
そうですね。監督は当たり前ですけど、自分ではプレーできず、選手にプレーしてもらい勝利することが必要となります。
そのためには、試合だけやっていれば良いわけではなく、試合に勝てるための練習を工夫して作らなければなりません。
しかし、練習したからといって、いざ試合になったときに練習でやっていることが100%出るわけでもけっしてないのがとても難しいところです。
その中でも、選手とコミュニケーションをしっかりとって、自分の伝えたいことを理解してもらえるコーチングの重要性を感じています。
また、プレーヤーとしても、監督をするようになってから、より全体的にサッカーを観ることができるようになりました。
全体の流れや、雰囲気を感じながらプレーを選択できるようになったので、監督としての経験はとてもプラスになっています。
Q. それはとても興味深いですね! ちなみに、遥選手のポジションはどこですか?
A. FWですが、昔はボランチとしてプレーしていた時期もありました。
Q. 遥選手のプレーの特徴は?
A. ボールを受ける動き、引き出す動きを得意にしてます。前線でリズムを生み出す、つなぎ役ですね。
Q. サッカーをしていて一番嬉しい、楽しい瞬間はどんなときですか?
A. 楽しい瞬間は、自分のプレーひとつで、一瞬で状況を変えられたときですね。追い込まれた局面を打開できたときは爽快です。
Q. 遥選手はルクレMYFCは在籍3年目になりますが、今年のルクレMYFCの特徴をあげるとすれば、何ですか?
A. 一人一人がピッチの上でも、外でもとても個性的です。ピッチの上では、その一人一人の特徴を活かせるようなプレーがチームとしてできたら、強いチームになると思います。
Q. 遥選手の好きな食べ物は?
A. グラタンですね。チーズが好きなんですよ(笑) グラタンはやっぱりホワイトソースがいいですね、冬とかに食べたいです。
Q. 逆に、嫌いな食べ物は?
A. そばが嫌いです。昔スキー旅行の帰りに車酔いして、そのときにそばを食べた嫌な思い出があって、それ以降そばの匂いだけでも体が拒絶反応を起こすようになってしまいました。
Q. そばアレルギーの人は見たことありますけども、そばが嫌いな人は珍しいですね。遥選手が憧れる女性像はどのような人ですか?
A. 輝いている女性です! 自分にとって輝いている女性とは、仕事に責任を持って一生懸命取り組み、なおかつそれを楽しんでいる人です。そういう人に私もなりたいと思います。
Q. では、大喜利タイム! フィクションですが、ある日とても大好きな彼氏にふられたとしましょう。遥選手は何でふられたのでしょう?
A. それはツンツンだからです。うまく伝えることができないんですよ。あと、割と自己主張する方なので、喧嘩とかしたのかもしれませんね。
Q. 自分を動物に例えるなら?
A. ずばりライオンです! ライオンは普段はくつろいでいますが、一旦獲物に狙いを定めたらそこからはものすごく早いですよね。自分も普段は慎重派なのですが、思い立ったら、即行動するタイプなのでそういうところが似ていると思います。
Q. それでは最後に、自分の人生に名前をつけるとしたらなんでしょう?
A. 「人生はタイミング! 」です(笑) 常葉学園橘に行ってなかったら大学にさえ行ってなかったかもしれないですし、その群馬の大学に行ってなかったらルクレにきてなかったかもしれません。そのときそのときに、たまたまタイミングよく目の前にあったチャンスを掴んできた今まででしたので、そのタイトルが合ってると思います!
遥選手はルクレMYFCのプレーヤーという顔以外にも、藤枝MYFC社員の顔、女子U15監督の顔を持ち、その上にさらにルクレMYFCのキャプテンまでも務めています。
多くの責任を肩に背負い、それを立派に全うしている遥選手が、私にはすでに自分が憧れる女性像としてあげていた「輝いている女性」に見えました。
前節の試合では得点を決めている遥選手、今週末はプレーヤーとしての大活躍を期待しましょう!
Let’s Go MYFC!!